一般財団法人 福岡県立福岡工業高等学校 福岡工業工友会

100周年以前の記念事業


過去の記念事業概要

創立100周年記念

母校福岡工業高校正門寄贈

母校福岡工業高校正門の設計は、本校卒業生の中より選択しようと云う事で去る 平成7年7月に甲山設計事務所(建築科卒)に委託されました。予算は約3千万円。 設計は非常に立派なものが出来上がりました。

 設計では100周年を記念して100本の花崗岩をたてに打ちこみ、その中間の2段目に背振山形 のやまなみを形ぢり浮き出させたもので、門扉は特殊合金で加工されたものです。


創立95周年記念

校訓碑寄贈

 母校は創立以来質実剛健を校風とする伝統を受け継いで来たが、平成3年5月2日、創立95周年記念日に、質実、剛健、自律、創造を校訓として制定された。

 工友会はこれを受けて、来る100周年事業の一環として校訓碑を建立し、母校に寄贈した。碑文の揮毫は福澤秀利元校長によりなされ、建立場所は正門を入った左側とした。2月20日、工友会役員、全校生徒参列の中、厳粛に除幕式が行われた。  


創立90周年記念

歴史資料館寄贈

昭和60年

 年明けは母校創立90周年となるので工友会としても全面的に協力後援体勢をとることになった。 記念事業運営委員会が結成され、名誉委員長 松本英一、委員長 一口孝久、副委員長 遠山八郎、 高木泰助、松尾照山を決定し、委員には各科同窓会会長が就任した。

 記念事業の中心を歴史資料館の建設として、その資金と工友会員および企業に募金を募ることになり、 7千万円を目標額とし、募金期間を1月20日から8月2日までとした。

 各科の募金目標額は次のとおりである

繊維 6,300 建築 14,100 機械 14,400 金属 9,000 工化 6,300 電気 4,500 土木 4,000 電子 1,400 (単位千円)

 建設部会が担当することになり、建設から施工までを母校卒業生を対象に募集することになった。

 設計コンペは、案内状を70社へ発送、7月18日、母校会議室において、コンペ説明会を開催、参加10社に対して、基本設計協議要領の説明、8月17日を提出締切とした。

 応募案5社6点を8月29日、会長、学校長、部会役員に、工友会役員経験者で建築家として、志賀信男(昭和17年建築卒)、永島当昭(昭和25年建築卒)の参加を得て審査が行われた。

 9月26日、工友会第2回理事会において設計コンペ当選案を発表、設計者を考現建築設計事務所(所長、荒木克彦 昭和39年建築卒)と決定した。

 施工業者についても、多数の卒業生自営者より8社を厳選し入札の結果、松島建設株式会社(社長、松島克巳 昭和25年建築卒)を決定し、11月16日地鎮祭を挙行した。

 歴史資料館の概要は、鉄筋コンクリート造2階建て、延面積316,34平方メートル、一階 定数30名の会議室、事務室等、特に玄関ロビーを展示スペースとして広くとり、上部吹抜けとし、2階資料室との空間の一体化がなされている。2階資料室は131,69平方メートルで資料展示及び倉庫となっており母校90年間の貴重な歴史資料が展示されることになる。

 母校の歴史資料については会報「福工会報」を通じて工友諸氏へ提供を呼びかけた。

 提供された貴重な資料等のレイアウトは、ヒリュー装美(株)(社長、井上正=昭和25年採鉱卒)により行われた。


創立80周年記念

合宿所寄贈

昭和51年

 創立80周年記念事業として、80周年記念館(合宿所)を建築寄贈することが4月17日理事会において決議された。

 7月31日地鎮祭の後着工11月12日落成した。

 設計・監理から施工にいたるまで建友会が全面的に支援し附帯設備等にも機械科、電気科の工友企業の多大な協力があった。


創立70周年記念

図書館寄贈

昭和41年

母校創立70年の年にあたり、記念事業、記念行事、同窓会総会等11月18日から20日にかけて多彩な行事が行われた。

 記念事業として図書館の建設が計画され、工友会としては「建設期成同盟」を結成し、その達成に努力した。

 募金事業がその主体となり前年度の計画に従って、工友会役員、発起人を中心に活発な運動を展開したが、辻会長、 石田理事の活躍は特筆に値するものがあり、大口寄付者を個別に訪問し、多大の成果を挙げられた。

 その結果当初の募金計画を約250万円も超える562万円

の浄財を得た


 新図書館は、那の津寿建築研究所長、永島藤昭(昭和25年建築卒)による設計で、2階建て、鉄筋コンクリート構造、ボイドスラブ工法の床、屋根はHP シェル構造によって特に大きな空間が確保されている。

 最新の設備としてヒートポンプ式冷暖房装置も設置された。なお施工は、黒木工務店(黒木源次郎、明治38年建築卒)が行い、昭和41年5月30日起工、 同年11月竣工した。

1階 視聴覚教室(100人収容)、保健室、工友会記念室、機械室、便所

2階 図書閲覧室、事務室、倉庫

なお平成6年5月2日の創立記念講演で永島藤昭は講師として招聘され本図書館のHPシェル構造についても解説した。



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